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2012年度 学会賞受賞者

日本応用心理学会「学会賞」

日本応用心理学会
学会賞選考委員会

 先日の常任理事会で,学会賞の選考をおこない,以下の論文が受賞となりました。
おめでとうございます。

【論文部門】
[著者]
 松本 友一郎・臼井 伸之介(大阪大学大学院人間科学研究科)
[論文名]
 医師及び他の看護師との関係における対人ストレッサーが看護師のバーンアウトに及ぼす影響
[掲載誌]
 『応用心理学研究』 第36巻 第1号,1-12,2010
[著者]
 大森 哲至・藤森 立男(横浜国立大学大学院国際社会科学研究科)
[論文名]
 繰り返される自然災害と被災者の長期的な精神健康の問題
    2000年三宅島雄山噴火後の坪田地区住民の精神健康について
[掲載誌]
 『応用心理学研究』 第36巻 第2号,69-78,2011
  【実践活動部門】
該当なし

[敬称略,所属は論文掲載当時,順不同]

メールニュース Vol. 8 2012年8月21日

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日本応用心理学会 メールニュース Vol. 8
2012年08月21日
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 日本応用心理学会会員各位 下記のような専任教員の公募が届きました。
 会員の皆様におかれましては適切に活用していただくようにお願いいたします。
  知覚心理学系新任採用基準

公開開始日
(Publicity date)
2012年8月10日
タイトル
(Title)
専任教員の公募について
機関名
(Institution)
追手門学院大学
部署名・研究科・学部・学科・研究室名
(Department)
心理学部
機関種別
(Type of institution)
私立大学
所在地
(Location)
〒567-8502  大阪府 茨木市西安威2-1-15
地域
(Work area)
近畿
職種
(Recruiting job type)
教授
勤務形態
(Work position)
専任(教員定年65歳)または任用期限付教員(3年任期,契約上限年齢70歳)
人員
(Recruiting personnel )
1名
研究分野
(Research field)
知覚心理学領域
応募資格
(Qualification for application)
1)主として知覚心理学領域を専攻し,関連する研究業績および教育業績を有すること。
2)博士の学位を有すること。
3)以下の科目が担当できること。  学 部:知覚心理学(開講予定),環境心理学,実験心理学演習,新入生演習,心の科学,特論演習,卒業研究等。
  大学院:環境心理学特論,社会・環境・犯罪心理学コース演習等。
募集期間
(Recruiting period)
2012年08月10日 ~ 2012年09月20日
採用予定
(Starting date)
2013年04月01日
選考方法
(Selection process)
提出書類にて第1次審査を行い,若干名を選考し,面接による第2次審査を実施する。
選考結果の通知
(Notice of selection result)
第1次審査及び第2次審査の結果については,それぞれ決定次第,応募者宛に通知いたします。
応募書類
(Application materials)
1)履歴書1通(本学所定様式)
2)修了証明書(大学院以降について)
*複数の大学院を修了していれば全て提出してください。
 修士と博士が同じ大学院であれば博士後期課程修了証明書だけでかまいません。
3)研究業績書および教育研究業績書 各1通(本学所定様式)
  主要研究業績 5点(コピー可),それぞれにつき日本語の要旨(1,200字程度)を添付すること。
  追加の業績提出を求めることもあります。
4)学位証明書または学位記のコピー

・本学所定様式は,本学ホームページよりダウンロードできます。
  http://www.otemon.ac.jp/saiyo/bosyu-1/
・なお,応募書類は返却いたしません。
  応募書類は採用選考のみに使用し,それ以外の目的では一切使用しません。

提出先 〒567-8502  大阪府茨木市西安威2-1-15
  学校法人追手門学院 法人事務局 人事課 
※書類の提出は郵送に限り,「簡易書留」とした上,封筒の表に「心理学部教員応募書類在中」と朱書きすること。
応募期限 2012年9月20日(木)必着。
公募に関する問い合わせ先
(Contact information)
〒567-8502  大阪府 茨木市西安威2-1-15
  学校法人追手門学院 法人事務局 人事課
    坂口 伊知郎・東 孝英

   [E-mail]jinji(at)office.otemon.ac.jp
   ※[(at)をアットマークに換えてご連絡ください]
   [TEL]072-641-9609[FAX]072-641-7393
   [URL]http://www.otemon.ac.jp/saiyo/bosyu-1/

  臨床心理学系新任採用基準

公開開始日
(Publicity date)
2012年8月10日
タイトル
(Title)
専任教員の公募について
機関名
(Institution)
追手門学院大学
部署名・研究科・学部・学科・研究室名
(Department)
心理学部
機関種別
(Type of institution)
私立大学
所在地
(Location)
〒567-8502  大阪府 茨木市西安威2-1-15
地域
(Work area)
近畿
職種
(Recruiting job type)
教授
勤務形態
(Work position)
専任(教員定年65歳)または任用期限付教員(3年任期,契約上限年齢70歳)
人員
(Recruiting personnel )
1名
研究分野
(Research field)
臨床心理学領域
応募資格
(Qualification for application)
1)主として臨床心理学領域を専攻し,関連する研究業績および教育業績を有すること。
2)博士の学位を有すること。
3)臨床心理士の資格を有すること。
4)以下の科目が担当できること。  学 部:パーソナリティ心理学,心理検査学,ライフスタイル演習,特殊演習,特論演習,卒業研究等。
  大学院:臨床心理面接特論,臨床心理学研究法特論,臨床心理学コース演習,臨床心理基礎実習等。
募集期間
(Recruiting period)
2012年08月10日 ~ 2012年09月20日
採用予定
(Starting date)
2013年04月01日
選考方法
(Selection process)
提出書類にて第1次審査を行い,若干名を選考し,面接による第2次審査を実施する。
選考結果の通知
(Notice of selection result)
第1次審査及び第2次審査の結果については,それぞれ決定次第,応募者宛に通知いたします。
応募書類
(Application materials)
1)履歴書1通(本学所定様式
2)修了証明書(大学院以降について)
*複数の大学院を修了していれば全て提出してください。
 修士と博士が同じ大学院であれば博士後期課程修了証明書だけでかまいません。
3)研究業績書および教育研究業績書 各1通(本学所定様式)
  主要研究業績 5点(コピー可),それぞれにつき日本語の要旨(1,200字程度)を添付すること。
  追加の業績提出を求めることもあります。
4)学位証明書または学位記のコピー

・本学所定様式は,本学ホームページよりダウンロードできます。
  http://www.otemon.ac.jp/saiyo/bosyu-1/
・なお,応募書類は返却いたしません。
  応募書類は採用選考のみに使用し,それ以外の目的では一切使用しません。

提出先 〒567-8502  大阪府茨木市西安威2-1-15
  学校法人追手門学院 法人事務局 人事課 
※書類の提出は郵送に限り,「簡易書留」とした上,封筒の表に「心理学部教員応募書類在中」と朱書きすること。
応募期限 2012年9月20日(木)必着。
公募に関する問い合わせ先
(Contact information)
〒567-8502  大阪府 茨木市西安威2-1-15
  学校法人追手門学院 法人事務局 人事課
    坂口 伊知郎・東 孝英

  E-mail  jinji(at)office.otemon.ac.jp
  ※[(at)をアットマークに換えてご連絡ください]
  TEL 072-641-9609
  FAX 072-641-7393
  URL http://www.otemon.ac.jp/saiyo/bosyu-1/

メールニュース Vol. 7 2012年6月01日

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日本応用心理学会 メールニュース Vol. 7
2012年06月01日
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日本応用心理学会会員各位

日本応用心理学会第79回大会
大会参加・研究発表申し込み締め切り延長について

 当初,大会通信で連絡しておりました上記締切日は5月31日(木)24時(郵送は消印有効)でございましたが,より多くの皆様方に参加していただきたく締め切りを1週間延長し,6月7日(木)24時(郵送は消印有効)とさせていただきます。
 また,それに伴いまして論文集原稿締め切りも,当初の締め切り6月11日(月)24時(郵送は消印有効)を6月14日(木)24時(郵送は消印有効)に延長させていただきます。
 なお,大会参加費・研究発表費・自主企画ワークショップ企画費・論文集代・懇親会費・研修会費の前納期限は6月20日(水)のまま変更ございません。

[お知らせ]第79回大会

[会期] 2012年9月22日(土)~23日(日)
[会場] 北星学園大学
〒004-8631 北海道札幌市厚別区大谷地西2-3-1
[大会委員長] 濱  保久
[事務局長] 豊村 和真

79kai taikai

理事長のご挨拶

歴史と伝統を継承し さらに魅力ある学会へ

理事長 藤田 主一(ふじた しゅいち)
日本体育大学

 日本応用心理学会会員の皆様には,各方面でご活躍のこととお慶び申し上げます。日ごろより本学会活動にご協力を賜り深く感謝申し上げます。このたび皆様からのご推挙により理事長に選出されましたことは身に余る光栄に存じ,また身の引き締まる思いでございます。皆様のお力添えを賜りまして長い歴史と伝統を誇る本学会を引き継ぎ,さらなる発展を目指していきたいと思います。役員の皆様,会員の皆様には一層のご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 さて,日本応用心理学会はわが国の心理学界のなかでは日本心理学会とともに長い歴史を刻んでいる学会です。記録によりますと,昭和初期に関西と東京で応用心理学関連の研究会が会を重ね,関西では1927(昭和2)年4月に京都帝国大学において第1回の応用心理学会が開催され,東京では1931(昭和6)年6月に東京帝国大学で第1回の応用心理学会が開催されています。1934(昭和9)年4月に京都帝国大学で第1回の合同大会,1936(昭和11)年4月に広島文理科大学で第2回連合大会が開催され,第2回大会のときにはじめて「日本応用心理学会」という名称になりました。「応用心理学会」という学会名に「日本」が冠された最初ということになります。戦時による中断を経て,終戦後の復興第1回大会が日本大学で開催されたのは1946(昭和21)年3月のことでした。本学会は何と立ち上がりが早かったことでしょう。大会は1957(昭和32)年までは年に2回開かれ,1958(昭和33)年5月の大阪大学での第25回大会から年に1回の開催になり今日に至っています。本年度2012(平成24)年9月の第79回大会は北星学園大学(濱保久大会委員長),来年度2013(平成25)年9月の第80回大会は日本体育大学で開かれます。このように,これまでの歴史を概観していますとじつに感慨深いものがあります。

 本学会は設立以来,学会の会長職を年次大会の当番機関代表者(大会委員長)が務めて参りましたが,会則の改正に伴い2003(平成15)年4月より理事長(旧会長)は常任理事の互選によって選出されることになりました。その第1代(1期,2期)理事長には岡村一成先生が就任されました。岡村理事長は新生本学会の基盤を築くために多大な貢献をされました。本学会の広報活動はもとより,機関誌『応用心理学研究』の拡充,若手会員に魅力ある組織づくり,倫理綱領の作成など,その足跡は本学会の発展に大きく寄与されました。何よりも本学会認定「応用心理士」制度を充実された功績は,本学会の活性化と対外的な地位の向上に限りなく役立つものでした。第2代(3期)理事長には森下高治先生が就任されました。森下理事長は岡村先生が取り組まれた組織力を継承しさらにその育成に力を注がれ,また種々の改革に着手されました。理事長諮問機関「応心の更なる発展を考える会」を母体に,会報誌『応用心理学のクロスロード』の刊行,ホームページ・メールニュースの新設,優秀大会発表賞の新設,東日本大震災復興支援活動など,その指導力はこれからの本学会のあり方を見通されてのものでした。両理事長のお力があればこそ,今日の本学会が確固とした存在感を示すことができたのではないかと思います。

 本学会は「応用心理学」をキーワードに学問としての理論的研究ならびに社会的実践活動を両輪とする領域から組織され,本学会会員の皆様はそれぞれに社会の中枢で活躍しています。誠に頼もしい限りです。また本学会は,アカデミックな雰囲気に加えて会員相互の親和を大切にするという伝統があります。この伝統は他学会にはあまり見られない貴重なものですから,今後とも絶やすことなく継承していきたいと思います。一方でよく「基礎と応用」という言い方をしますが,心理学における基礎と応用は決して並列関係ではなく,また基礎を修得してから応用へ進むという二層構造でもなく,両者は互いに輻輳的な関係に位置づけられるものであろうと考えます。その意味で本学会は心理学の応用領域を網羅しておりますので,年次大会での研究発表やシンポジウム・ワークショップ,また本学会主催の公開シンポジウムなどに参加していただければ,基礎心理学と応用心理学とが互いに関係し合った最先端の研究・実践内容に触れることができます。これは他学会では果たし得ない本学会ならではの魅力であろうと思います。

 ところで,これからの本学会には長い歴史と伝統を継承しながら,さらに学会の活性化を目標に種々の改革に取り組んでいくことが求められます。この場を借りてそのなかから数点を取り上げます。第一の点ですが,このところ機関誌『応用心理学研究』への投稿論文数が激増しています。会員の皆様はご自身の研究成果や実践活動の成果を発表する場として機関誌へ投稿すると思われますので,いま以上にスピーディな編集体制を確立していかなければなりません。審査システムを含め,会員の皆様のニーズに応えられる学会機関誌を目指していきたいと考えます。第二に「応用心理士」の専門性を一層高める取り組みです。現在,この資格を取得している会員は300名を超えています。「応用心理士」は,応用心理学の各領域に具体性をもつ資格として認知されなければなりません。そのため,より専門性に特化できる資格としてのあり方を検討していきます。研修会の充実などもその一端であろうと考えられます。第三は若手研究者の支援です。ここ数年,大学院生をはじめとする若手研究者の入会が大変増えています。若手研究者の入会は学会の活性化にもつながります。現在はそのひとつとして財政的な補助を行なっていますが,今後は財政的な面と並行して研究支援のあり方などを検討していくことが必要です。これらの諸点は,新体制においてすでに各委員会委員長を中心に活動を開始しています。またこれ以外にも広報活動,新規企画,国際交流などを含めいろいろな改革案,活性化案を具現化できるように進めているところです。加えて現在,来年度の年次大会80回を記念して日本応用心理学会編『現代社会と応用心理学』(全7巻)を刊行できるように編集作業を進めています。学会の英知を結集したシリーズになるものと思いますのでご期待ください。

 以上,誠に僭越ではございますが理事長に就任いたしましたご挨拶に代えまして,過去・現在・未来を結ぶ本学会のあゆみと所信を申し述べさせていただきました。すべて会員の皆様にご支援を賜わらなければ一歩たりとも進むことができません。何とぞご協力くださいますよう幾重にもお願い申し上げます。

歴史と伝統を継承し さらに魅力ある学会へ

理事長 藤田 主一(ふじた しゅいち)
日本体育大学

 日本応用心理学会会員の皆様には,各方面でご活躍のこととお慶び申し上げます。日ごろより本学会活動にご協力を賜り深く感謝申し上げます。このたび皆様からのご推挙により理事長に選出されましたことは身に余る光栄に存じ,また身の引き締まる思いでございます。皆様のお力添えを賜りまして長い歴史と伝統を誇る本学会を引き継ぎ,さらなる発展を目指していきたいと思います。役員の皆様,会員の皆様には一層のご協力を賜りますようお願い申し上げます。
 さて,日本応用心理学会はわが国の心理学界のなかでは日本心理学会とともに長い歴史を刻んでいる学会です。記録によりますと,昭和初期に関西と東京で応用心理学関連の研究会が会を重ね,関西では1927(昭和2)年4月に京都帝国大学において第1回の応用心理学会が開催され,東京では1931(昭和6)年6月に東京帝国大学で第1回の応用心理学会が開催されています。1934(昭和9)年4月に京都帝国大学で第1回の合同大会,1936(昭和11)年4月に広島文理科大学で第2回連合大会が開催され,第2回大会のときにはじめて「日本応用心理学会」という名称になりました。「応用心理学会」という学会名に「日本」が冠された最初ということになります。戦時による中断を経て,終戦後の復興第1回大会が日本大学で開催されたのは1946(昭和21)年3月のことでした。本学会は何と立ち上がりが早かったことでしょう。大会は1957(昭和32)年までは年に2回開かれ,1958(昭和33)年5月の大阪大学での第25回大会から年に1回の開催になり今日に至っています。本年度2012(平成24)年9月の第79回大会は北星学園大学(濱保久大会委員長),来年度2013(平成25)年9月の第80回大会は日本体育大学で開かれます。このように,これまでの歴史を概観していますとじつに感慨深いものがあります。
 本学会は設立以来,学会の会長職を年次大会の当番機関代表者(大会委員長)が務めて参りましたが,会則の改正に伴い2003(平成15)年4月より理事長(旧会長)は常任理事の互選によって選出されることになりました。その第1代(1期,2期)理事長には岡村一成先生が就任されました。岡村理事長は新生本学会の基盤を築くために多大な貢献をされました。本学会の広報活動はもとより,機関誌『応用心理学研究』の拡充,若手会員に魅力ある組織づくり,倫理綱領の作成など,その足跡は本学会の発展に大きく寄与されました。何よりも本学会認定「応用心理士」制度を充実された功績は,本学会の活性化と対外的な地位の向上に限りなく役立つものでした。第2代(3期)理事長には森下高治先生が就任されました。森下理事長は岡村先生が取り組まれた組織力を継承しさらにその育成に力を注がれ,また種々の改革に着手されました。理事長諮問機関「応心の更なる発展を考える会」を母体に,会報誌『応用心理学のクロスロード』の刊行,ホームページ・メールニュースの新設,優秀大会発表賞の新設,東日本大震災復興支援活動など,その指導力はこれからの本学会のあり方を見通されてのものでした。両理事長のお力があればこそ,今日の本学会が確固とした存在感を示すことができたのではないかと思います。
 本学会は「応用心理学」をキーワードに学問としての理論的研究ならびに社会的実践活動を両輪とする領域から組織され,本学会会員の皆様はそれぞれに社会の中枢で活躍しています。誠に頼もしい限りです。また本学会は,アカデミックな雰囲気に加えて会員相互の親和を大切にするという伝統があります。この伝統は他学会にはあまり見られない貴重なものですから,今後とも絶やすことなく継承していきたいと思います。一方でよく「基礎と応用」という言い方をしますが,心理学における基礎と応用は決して並列関係ではなく,また基礎を修得してから応用へ進むという二層構造でもなく,両者は互いに輻輳的な関係に位置づけられるものであろうと考えます。その意味で本学会は心理学の応用領域を網羅しておりますので,年次大会での研究発表やシンポジウム・ワークショップ,また本学会主催の公開シンポジウムなどに参加していただければ,基礎心理学と応用心理学とが互いに関係し合った最先端の研究・実践内容に触れることができます。これは他学会では果たし得ない本学会ならではの魅力であろうと思います。
 ところで,これからの本学会には長い歴史と伝統を継承しながら,さらに学会の活性化を目標に種々の改革に取り組んでいくことが求められます。この場を借りてそのなかから数点を取り上げます。第一の点ですが,このところ機関誌『応用心理学研究』への投稿論文数が激増しています。会員の皆様はご自身の研究成果や実践活動の成果を発表する場として機関誌へ投稿すると思われますので,いま以上にスピーディな編集体制を確立していかなければなりません。審査システムを含め,会員の皆様のニーズに応えられる学会機関誌を目指していきたいと考えます。第二に「応用心理士」の専門性を一層高める取り組みです。現在,この資格を取得している会員は300名を超えています。「応用心理士」は,応用心理学の各領域に具体性をもつ資格として認知されなければなりません。そのため,より専門性に特化できる資格としてのあり方を検討していきます。研修会の充実などもその一端であろうと考えられます。第三は若手研究者の支援です。ここ数年,大学院生をはじめとする若手研究者の入会が大変増えています。若手研究者の入会は学会の活性化にもつながります。現在はそのひとつとして財政的な補助を行なっていますが,今後は財政的な面と並行して研究支援のあり方などを検討していくことが必要です。これらの諸点は,新体制においてすでに各委員会委員長を中心に活動を開始しています。またこれ以外にも広報活動,新規企画,国際交流などを含めいろいろな改革案,活性化案を具現化できるように進めているところです。加えて現在,来年度の年次大会80回を記念して日本応用心理学会編『現代社会と応用心理学』(全7巻)を刊行できるように編集作業を進めています。学会の英知を結集したシリーズになるものと思いますのでご期待ください。
 以上,誠に僭越ではございますが理事長に就任いたしましたご挨拶に代えまして,過去・現在・未来を結ぶ本学会のあゆみと所信を申し述べさせていただきました。すべて会員の皆様にご支援を賜わらなければ一歩たりとも進むことができません。何とぞご協力くださいますよう幾重にもお願い申し上げます。

退任のご挨拶

森下 高治(もりした たかはる)
帝塚山大学 心理福祉学部

 公選になって私が理事長に就任しましたのが,3年前の2009年4月1日でした。公選による初代理事長の岡村一成先生は二期にわたり基礎を築いて来られました。その後を受けての大役でした。振り返りますと,公選前の2003年に70回大会をお引き受けした関係で2002年の秋から理事長を拝命したこともあり,正確には3年と6カ月務めさせて戴きました。
 はじめにこの3年,会員の皆様,理事,常任理事の皆様に支えられ,理事長職を何とかこなすことが出来,御礼とともに感謝を申し上げます。
 この度の役員選挙は,4月から森下が本務校をも含む複数の役職に就任することを受け,常任理事を辞退させて戴きました。
 新理事長には私を全面的に支えて下さっていた経験豊かな副理事長の藤田主一先生が第3代の理事長に選ばれました。
 さて,在任期間のなかでの大きな出来事は,“2011年3月11日(金)”,未曾有の巨大地震が発生したことです。大震災からまもなく1年2ヶ月を迎えようとしています。地震に加えて,原発災害による放射能の被爆,除染問題が福島を中心に人々の生活に大きな影響を与えていて,一日でも早い原発からの不安,岩手,宮城を中心とした被災地域では安心できる生活が求められます。
 震災以降,福島を訪れた時に50代の男性から,地震と原発災害さえなければ,本当に住みよい町であったと言う言葉が私自身,今も耳から離れません。
そのようななか社会との接点が多い研究が殆どの応用心理学徒は,自ら取り組んだ研究成果をいつも社会に還元する必要があります。
昨年の総会時に申し上げましたが,学会の財政は厳しく緊縮財政の予算を組みましたが,より小さな執行体制を取りながら,逆により大きな魅力ある活動を目指し,必要に応じ財政出動を視野に運営が進むかと思います。
 学会の財政と運営について,常任理事会では理事長提案の『日本応用心理学会の更なる発展を考える会』と称する理事長諮問委員会を設置し検討課題について,幅広く協議をして参りました。この3月には最終報告書が藤田先生を中心にまとめられました。会員名簿の作成方針,メールニュースの新設,常任理事の定員,大会での優秀論文の表彰など既に一部は実施されています。
 学会の企画委員会では,毎年公開シンポジウムを開催しタイムナリーなテーマを取り上げ,会員はじめ地域住民,学生,院生の聴講も含め前回の2011年は日本体育大学で,一昨年は駒澤大学,2009年は東京富士大学で多くの参加者が見え盛会でした。また,若手研究者の支援制度も定着し,学会あげて若手研究者の育成に少しでも寄与できたかと思います。
 また,この3年若手研究者からの機関誌応用心理学研究の投稿が大幅に増え,喜ばしい現象が続いていますが,会員の皆様には査読の遅れでご迷惑をおかけ致しました。この点につきましては深くお詫び申し上げます。
 幸い新理事長の藤田主一先生は,国際応用心理学会議の英文特集号をはじめ,これまで編集に関してはいろんな立場で関わって来られましたので,新しい機関誌編集委員会体制が構築され査読のスピードアップ化が図られるものと思います。
 次に,国際交流では2010年にメルボルンで開催された国際応用心理学会議で日本応用心理学会のシンポジウムを委員長の内藤先生を中心に,蓮花教授とP.Ch.ボイス教授の企画によりテーマとして”Measures to Aging in Japan” を取り上げました。
広報については,委員長の藤森先生を中心に『応用心理学のクロスロード』が2010年の6月に創刊され,会員の皆様の活躍ぶりが紹介され,社会の中の最前線の研究の動きも広報により広く行き渡り情報発信として寄与できたものと思います。このクロスロードに加え,今後は新体制のもとホームページを通じた媒体,Webによるニュースレターの配信,さらに会員同士の情報の交換も出来るよう進めて戴いています。
 さらに,応用心理士についてはより有用な資格となるように研修も含めた強化案が模索されるかと思います。九州大学の76回大会,京都大学での77回大会,信州大学での第78回大会は,若年,中,高,熟年の会員はもちろんのこと,非会員の方を含め本当に幅広い皆様の参加で大会が盛り上がりました。
最後に,会員皆様のご健康とご多幸をお祈り致しますとともに,これまでのご支援・ご協力に深謝致します。加えて,日本応用心理学会の伝統のあたたかい本会の雰囲気を大切に,更なる学会の発展を祈念申し上げます。

メールニュース Vol. 6 2012年3月26日

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日本応用心理学会 メールニュース Vol. 6
2012年03月26日
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日本応用心理学会会員各位

 会員の皆様に選挙管理委員会より,2011年10月から実施してきました役員選挙結果をお知らせいたします。

1.理事・監事選挙結果(五十音順,敬称略)

 2011年11月23日 日本体育大学会議室にて開票しました。

(当選理事)
 伊坂 裕子  いとう たけひこ  井上 孝代  浮谷 秀一  臼井 伸之介
 尾入 正哲  軽部 幸浩  川名 好裕  川本 利恵子  北川 公路
 木村 友昭  久我 隆一  楠本 恭久  齊藤 勇  大坊 郁夫
 田之内 厚三  谷口 泰富  内藤 哲雄  深澤 伸幸  藤田 主一
 藤森 立男  細江 達郎  松浦 常夫  松田 浩平  森下 高治
 森脇 保彦  蓮花 一己
(推薦理事)
 内山 伊知郎  角山 剛  桐生 正幸  小嶋 正敏  濱 保久
 星 薫  松下 由美子  向井 希宏  森田 敏子
(当選監事)
 高橋 良博  沢宮 容子

2.常任理事選挙(五十音順,敬称略)

 2012年2月13日 日本体育大学会議室にて開票しました。

(当選常任理事)
 浮谷 秀一  川本 利恵子  齊藤 勇  大坊 郁夫  谷口 泰富
 内藤 哲雄  深澤 伸幸  藤田 主一  藤森 立男

3.理事長・副理事長選挙(五十音順,敬称略)

 2012年3月4日 日本体育大学会議室にて開票しました。

(当選理事長)
 藤田 主一
(当選副理事長)
 谷口 泰富
(理事長推薦常任理事)
 向井 希宏  蓮花 一己

 以上のように決定しました。
 任期は,2012年4月1日より2015年3月31日までです。

選挙結果について

 選挙結果の詳細(得票結果を含む)を,会員専用ページ(マイページ)の「お知らせ」に掲載しました。会員のみなさは,画面右上の 会員専用 (マイページ)ボタンをクリックし,ID(会員番号)とパスワードを入力してログインされると閲覧できます。

第78回大会 優秀大会発表賞受賞者

日本応用心理学会第78回大会「優秀大会発表賞」

日本応用心理学会    
優秀大会発表賞選考委員会

 先日の常任理事会で,第78回大会における優秀大会発表賞受賞の選考をおこない,以下の発表が受賞となりました。おめでとうございます。

『血液型性格学』は信頼できるか(第28報)1,2,3
 ○浮谷 秀一(東京富士大学)‥‥ 1 血液型と県民性について
 ○藤田 主一(日本体育大学)‥‥ 2 血液型と民族性について
 ○大村 政男(日本大学)  ‥‥ 3 古川竹二の「団体気質」の問題点を衝く
繰り返される自然災害と高齢者のPTSD
    2000年三宅島雄山噴火から9年後の坪田地区住民への実態調査から
 ○大森 哲至・藤森 立男・松下 陽一郎
  (横浜国立大学大学院国際社会学研究科)
人的資源管理施策と個人プロアクティブ行動
    縦断的データに対するSEMを用いた媒介モデルの検討
 ○竹内 倫和(学習院大学経済学部)
  太田 さつき・髙石 光一・岡村 一成(東京富士大学経営学部)
江戸時代の犯罪者プロファイリング  長崎犯科帳を使用した殺人犯罪情報分析
 ○田山 允俊・永瀨 彩・谷本 郁子(関西国際大学大学院人間行動学研究科)
  川瀧 節子(関西国際大学)
  桐生 正幸(関西国際大学大学院)
聞き手と話し手の笑顔度測定における相互影響過程の移動相互相関分析
 ○安原 久美子(帝塚山大学大学院人文科学研究科)

[敬称略,○印は責任発表者,所属は受賞当時,順不同]