[会期] 2018年8月25日(土)~26日(日)
[会場] 大阪大学 人間科学研究科/人間科学部 [大会委員長] 臼井 伸之介 |
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JAAP The Japan Association of Applied Psychology |
[会期] 2018年8月25日(土)~26日(日)
[会場] 大阪大学 人間科学研究科/人間科学部 [大会委員長] 臼井 伸之介 |
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[テーマ] 「暴力的な絆はなぜ生じるのか;DVの予防に向けて」
家族をはじめとする「絆」は愛着の源として人を幸せにする,はずです。しかしそれが人を縛りつけ暴力源になってしまうこともあります。どうしてでしょうか?この問いに答えるには,人間関係に関して豊富な知見をもつ社会心理学が役立ちます。愛し合う二人の間でなぜ暴力が生じ,エスカレートするのか?DVを未然に防ぐにはどうすればよいか?このシンポジウムでは,対人心理の視点からDVのエスカレート・プロセスを理解し,どのような予防が可能かについて考えます。 3人の話題提供者の発言を受けて,ともに気鋭の社会心理学者であり,規範遵守や逸脱に詳しい村上史朗先生,反社会的行動や社会的逸脱に詳しい吉澤 寛之先生に指定討論をして頂き,議論を深めます。 |
[日時] 2017年11月18日(土) 14時00分~16時30分 [場所] 帝塚山大学 学園前キャンパス16号館 ◆入場・参加費無料(事前申込み不要) [企画] 日本応用心理学会 企画委員会 [司会] 谷口 淳一(帝塚山大学) |
[話題提供者] | |
(1) | 相馬 敏彦(広島大学大学院社会科学研究科) 概要:親密な関係で暴力がエスカレートしやすいのはなぜか,二人の問題は二人でしか解決できないのかといった問題について,その解決の糸口を提供する知見を紹介する。その上で,DVの予防や解決に果たす社会心理学の可能性を提示する。 |
(2) | 伊藤 言(東京大学大学院人文社会系研究科) 概要:「関係の永続を願う気持ち」や「運命の出会いを信じる気持ち」といった抽象的な考えや信念が,相互作用のインパクト評価に及ぼす影響について,経験サンプリング法を用いて検証した結果を報告する。 |
(3) | 山中 多民子(武蔵野大学大学院人間社会研究科) 概要:「起きる前に防ぐ」という一次予防の視点から行われたDV予防プログラムの内容とその効果について報告する。現場のさまざまな制約の下で,DVに関する心理学の知見をどのように予防へと実装させることができるのかを考える。 |
[指定討論者] | |
(1) | 村上 史朗(奈良大学社会学部) |
(2) | 吉澤 寛之(岐阜大学大学院教育学研究科) |
![]() [会期] 2017年8月26日(土)~27日(日) [会場] 立正大学 心理学部 [大会委員長] 古屋 健 |
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[テーマ] 『調査法のいま ~ 理論と技法,実践,そして展望 ~』
社会科学における研究手法として,調査は欠かすことのできないものであり,質問紙法を筆頭に,観察やインタビューなど,さまざまな手法を駆使してさまざまな場面でデータが収集され,分析がなされて,科学の発展に寄与しています。心理学系や社会学系の大学・大学院でもカリキュラムの中には必ず調査法に関する教育が含まれています。 それだけ私たちにとって身近なものとして意識されている「調査」ですが,ではその理論や技法について,私たちはどれほど正確な知識を持ち合わせているでしょうか。また,最近はインターネット上でのいわゆるWeb調査なども頻繁に行われるようになっていますが,私たちはそうした新しい調査技法についてどれほど正確な知識を持ち合わせているでしょうか。そして,調査の技法や実践の発展に,心理学はどのように貢献していくことができるのでしょうか。 今回の公開シンポジウムでは,調査の方法論や技法についての「いま」を俯瞰し,今後の展望について探っていきたいと考えています。話題提供をお願いした3名の研究者は,調査についての理論や技法について研究されている方,あるいはフィールドでの実践経験豊かな方であり,いずれも今回のテーマに適した話題を提供いただける方々です。 企画委員会としては,この公開シンポジウムをきっかけに,応用心理学の世界でも調査法に関する議論が大いに盛り上がることを期待しています。 |
[日時] 2016年11月19日(土) 13時30分~16時(予定) [場所] 東京未来大学 ◆入場・参加費無料(事前申込み不要) 最寄駅からの道順 [企画] 日本応用心理学会企画委員会 [共催] 東京未来大学モチベーション研究所 [司会] 谷口 淳一(帝塚山大学) |
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[話題提供者] | |
(1) | 予備調査・プリテストの革新 ━ 学際的研究をめざして ━ 木村 邦博(東北大学文学研究科) 1980年代半ばから,認知科学等の知見や方法にもとづいて調査法を改善しようという学際的アプローチが発展してきた。特に予備調査・プリテストに関しては,従来の方法はいきなり「本番同様の舞台稽古」をするようなものだったという反省から,代替的あるいは補完的な方法が推奨されるようになった。それには,認知面接法,行動コーディング,パラデータ分析,無作為配分実験,統計的モデリングにもとづくデータ解析,などがある。この報告では,統計的モデリングにもとづく既存データの解析の一例として,複数回答形式質問における黙従傾向の問題を潜在クラス分析によって検討した研究を紹介し,無作為配分実験研究などへの展開について考察する。 |
(2) | Web調査の可能性と課題 ━ 調査票設計とパネル管理 ━ 山田 一成(東洋大学社会学部) わずかな研究費で成人男女1,000人の調査が可能。たった2日で10,000人規模の大調査が完了。そんな実証研究を現実のものとする公募型Web調査は,今,日本で最も頻繁に使われ,大きな期待を集める調査法である。しかし,そうしたWeb調査は本当に正しく使われているだろうか。回答形式を変えただけで大幅に低下する回答率。予想もしなかった因子パターンの析出。そんな結果に直面し,「どこで間違った?」と思った研究者も少なくないのではないか。本報告では,そんな現状を少しでも改善すべく,Web調査の方法論的基礎研究のなかから,日本における試行と研究成果を紹介する。 |
(3) | 「ワークショップ型」調査の可能性 ━ 地域課題の解決に向けて ━ 石阪 督規(埼玉大学基盤教育研究センター) これまでのローカルコミュニティ調査には,「対象者の本音がなかなかつかめない」「言語化しにくい情報を把握できない」などの課題があるといわれてきた。こうしたなか,対象者自らが,考え,語り,対話することで,アンケートやインタビューでは得られないリアリティのある意見をデータとして取得する「ワークショップ」を取り入れた調査手法が,近年注目されている。「ワークショップ」を用いたコミュニティ調査の事例をふまえ,それらの今日的意義と課題について報告する。 |
[指定討論者] | |
(1) | 田崎 勝也(青山学院大学国際政治経済学部) |
(2) | 浮谷 秀一(東京富士大学経営学部) |
[テーマ] 『応用心理学の未来 ~ 実社会との連携活動を目ざして ~』
本年9月に開催された日本応用心理学会第82回大会では,正田亘名誉会員より「応用心理学会の歴史と活動,来し方と将来への期待」と題して特別講演をいただきました。講演の中で,将来への期待の一つとして実社会との連携活動の普及が挙げられましたが,そのための研究活動は今後どのような展開が期待されるでしょうか。このシンポジウムでは,研究の最前線で活躍されている気鋭の研究者に話題を提供いただき,研究の応用という点での面白さや意義,課題を,それぞれの領域・視点から語っていただく中で,実社会との連携活動をどのように進めていくことが必要であるか,これからの応用心理学研究活動の方向性を探っていきたいと思います。 |
[日時] 2015年12月12日(土) 13時30分~16時(予定)
[場所] 東京未来大学 ◆入場・参加費無料(事前申込み不要) 最寄駅からの道順 [企画] 日本応用心理学会企画委員会 [共催] 東京未来大学モチベーション研究所 [司会] 谷口 淳一(帝塚山大学) |
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[話題提供者] | |
(1) | 犯罪心理学の視点から:Man vs. Machine論争の先へ 萩野谷 俊平(栃木県警察本部刑事部科学捜査研究所) 犯罪捜査の分野では,これまでに研究知見に基づく意思決定支援システムの開発が行われ,研究の応用について一つの道筋が示されてきた。しかしながら,近年ではそれらのシステムの有効性について,研究者の間で激しい論争が展開されている。そこで本発表では,犯罪捜査の分野で行われた最近の研究について述べた後,意思決定支援システムの有効性に関する論争の経過を解説する。さらに,それらの先に見えてくる新たな応用の展開について考察したい。 |
(2) | 装い心理学の視点から:卑近なテーマがゆえの陰と光 鈴木 装いとは,「身体の外観を変えるために用いるすべてのものやそのための行為,およびその結果としての状態」を意味し,空間的・時間的普遍性を有している。装いに関する研究は,その卑近さゆえに,必ずしも心理学の分野の中で「まっとうな研究テーマ」としてみなされてきたわけではない。しかし,その卑近さゆえに,装い研究には様々なかたちでの応用可能性があると考えられる。そこで本発表では,まず,装いの概念およびこれまでの心理学の中での装いというテーマの扱われ方について話をさせて頂き,その後,いかに装い研究に応用可能性があるかについて,いくつかの例を挙げながら話をさせて頂きたいと考えている。さらに,時間がゆるせば,今後の展望も述べさせて頂けたらと考えている。 |
(3) | 安全心理学の視点から:企業の委託研究から学んだこと,悩んでいること 余村 朋樹(公益財団法人 大原記念労働科学研究所) 発表者がこれまで労働科学研究所で行ってきた研究活動には,競争的資金による研究や,官公庁からの委託研究もあるが,多くは企業からの委託研究である。委託研究のテーマは多岐に渡るが,それらの多くに共通することは,事故・トラブルの事例分析や,質問紙,面接,作業観察などを用いて,当該組織が抱える安全を阻害する要因とそのメカニズムを明らかにするとともに,対策を立案,実行,評価することである。本シンポジウムでは,これまでの研究活動の中で学んだことや現在課題として悩んでいることを開陳してみたい。 |
[指定討論者] | |
(1) | 深澤 伸幸(東京富士大学) |
(2) | 沢宮 容子(筑波大学) |
![]() [会期] 2016年9月1日(木)~2日(金) [会場] 札幌市立大学 看護学部 [大会委員長] 山本 勝則 |
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[テーマ] 『社会貢献の心理学 ~ 司法と地域連携について ~』
1999年の司法制度改革開始以降,一般の人々も司法に関心を抱く機会が増えた。しかしながら,向けられる関心の領域は限定されており,裁判後の過程についての理解は十分に進んでいない。特に刑務所については,知識不足による偏ったイメージの先行が,施設に対する偏見や出所者を社会的に排斥しようとする傾向を生み出している。心理学の研究領域においても,裁判に至る過程までについて比較的多くの研究が蓄積されている一方,刑事施設で何が行なわれているのか,あるいは出所した人が社会にどう復帰していくべきかについては十分な関心が払われていないのが現状である。 より安心・安全な社会の実現には,矯正のシステムが「可視化」され,知識不足に基づく偏見の低減が,社会全体として進むことが重要である。しばしば指摘される再犯の問題についても,その対応には,出所者を包摂するための社会システムの構築,司法と地域との連携の活発化が不可欠である。 本シンポジウムでは,司法と地域連携にかかわる様々な取り組みについて,現場で活動する方々からお話をうかがいながら,現在どのようなことが日本社会で問題になっているのかを意識化し理解を深めていく。刑務所では何が行なわれているのか,そこから出所した人はどうなっているのか,何が問題なのか,心理学者にできることは何か,について皆さんとともに考えていきたい。 |
[日時] 2014年12月14日(日) 13時30分~16時
[場所] 立正大学 品川キャンパス11号館1152室 ◆入場・参加費無料(事前申込み不要) [企画] 日本応用心理学会企画委員会 [司会] 上瀬 由美子(立正大学心理学部教授) |
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[話題提供者]
(1)上瀬 由美子(立正大学心理学部教授)
司法と地域連携の重要性について ~住民意識調査の結果から~
(2)手塚 文哉(前 島根あさひ社会復帰促進センター長 現 東京矯正管区)
今後の刑事施設の在り方について
(3)松尾 和英(品川区保護司)
品川区における保護司活動からみた地域連携の実際
(4)坂上 香(映画監督「ライファーズ 終身刑を超えて」)
映画製作過程で考えた矯正施設のあり方について
[指定討論者] 藤森 立男(立正大学心理学部教授)
[会期] 2015年9月5日(土)~6日(日)
[会場] 東京未来大学 [大会委員長] 角山 剛 |
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[テーマ] 『well-beingの心理学 ━ 今,そしてこれからのwell-being研究の応用・実践 ━』
自分の住む社会が豊かで安定したものであるように誰もが願っているはずである。そしてわれわれが満足できる,生きがいが得られる,そういう意味でのwell-beingを願いながらも,現実にはなかなか果たせないものでもある。 これまで,生活の利便性,物質的な豊かさを求めてきたのが人間社会の歴史のようにも考えられる。その動機は生活の仕方の選択の可能性,思考の可能性を広げてきたと言えよう。しかし,それが,高質の生き方に直結しているとは考え難いことが少なくない。 さらに,時代による変化もあるが,大勢を占める価値観は個人を超えて同じではないので,それぞれ異なった視点からwell-beingを追求し,結果的になかなか個人を超えて一致することも少ないかのようである。しかし,どこかに「合理解」はあるはず。人類が常にどう生きていったらいいのかとの解を求め続けることがその証明になろう。 well-beingを主題として,心理学的視点から,どのようにして個人の求めるwell-beingと,社会としてのwell-beingを同時に高めていけるのか。その合理解をどう求めていけるのかについて考えたい。そして,これまでのwell-beingにかかわる研究の流れをふまえながら,さらにこの先,どのようにしてwell-being研究をより実践的,応用的に展開していったらいいのかについて議論したい。 すべからくwell-beingは個人―関係―社会・環境とのつながりの中でこそ問題にできるものであり,この点からの話題提供を受け,皆さんとともに考えていきたい。 |
[日時] 2013年12月7日(土) 13時30分~16時00分 [場所] 東京未来大大学 ◆入場・参加費無料(事前申込み不要) [企画] 日本応用心理学会企画委員会 [司会] 大坊 郁夫(東京未来大大学) |
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[話題提供]
人・環境のwell-beingな関係を目指す
上出 寛子(大阪大学)
社会・文化をつなぐソーシャルサポート
田中 共子(岡山大学)
持続可能なwell-beingをどう目指すか
堀毛 一也(東洋大学)
[指定討論者]
藤森 立男(横浜国立大学)
大坊 郁夫
[会期] 2014年 8月30日~31日
[会場] 中京大学(名古屋キャンパス) [大会委員長] 向井 希宏 |
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