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メールニュース Vol. 127 2017年10月8日

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日本応用心理学会 メールニュース Vol. 127
2017年10月8日
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日本応用心理学会企画委員会より,公開シンポジウムについてお知らせがございます。

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日本応用心理学会 公開シンポジウム
「暴力的な絆はなぜ生じるのか;DVの予防に向けて」
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日本応用心理学会では,帝塚山大学の後援により,下記の通り公開シンポジウムを開催いたします。
多くの皆様のご来場をお待ちしております。

■日時:11月18日(土) 14時00分 ~ 16時30分

■会場:帝塚山大学学園前キャンパス16号館(会場教室は当日ご案内します)

■予約不要,参加費無料

■概要
<企画>
 日本応用心理学会 企画委員会
 企画協力 相馬 敏彦(広島大学大学院社会科学研究科)

<企画趣旨>
 家族をはじめとする「絆」は愛着の源として人を幸せにする,はずです。しかしそれが人を縛りつけ暴力源になってしまうこともあります。どうしてでしょうか?この問いに答えるには,人間関係に関して豊富な知見をもつ社会心理学が役立ちます。愛し合う二人の間でなぜ暴力が生じ,エスカレートするのか?DVを未然に防ぐにはどうすればよいか?このシンポジウムでは,対人心理の視点からDVのエスカレート・プロセスを理解し,どのような予防が可能かについて考えます。
 3人の話題提供者の発言を受けて,ともに気鋭の社会心理学者であり,規範遵守や逸脱に詳しい村上史朗先生,反社会的行動や社会的逸脱に詳しい吉澤 寛之先生に指定討論をして頂き,議論を深めます。

<シンポジスト>

■話題提供者

・相馬 敏彦氏(広島大学大学院社会科学研究科)
 概要:親密な関係で暴力がエスカレートしやすいのはなぜか,二人の問題は二人でしか解決できないのかといった問題について,その解決の糸口を提供する知見を紹介する。その上で,DVの予防や解決に果たす社会心理学の可能性を提示する。

・伊藤 言氏(東京大学大学院人文社会系研究科)
 概要:「関係の永続を願う気持ち」や「運命の出会いを信じる気持ち」といった抽象的な考えや信念が,相互作用のインパクト評価に及ぼす影響について,経験サンプリング法を用いて検証した結果を報告する。

・山中 多民子氏(武蔵野大学大学院人間社会研究科)
 概要:「起きる前に防ぐ」という一次予防の視点から行われたDV予防プログラムの内容とその効果について報告する。現場のさまざまな制約の下で,DVに関する心理学の知見をどのように予防へと実装させることができるのかを考える。

■指定討論者
  村上 史朗氏(奈良大学社会学部)
  吉澤 寛之氏(岐阜大学大学院教育学研究科)
 

■司会
  谷口 淳一(帝塚山大学心理学部)
  相馬 敏彦(広島大学大学院社会科学研究科)

■アクセス
  住 所:〒631-8585奈良市学園南3-1-3
  最寄駅:近鉄奈良線「学園前」駅下車
  南出口より徒歩約1分。
    詳しくは下記大学ホームページをご覧下さい。
    http://www.tezukayama-u.ac.jp/access/